2015年04月26日

ギリシャ義勇親衛隊(一) ~ギリシャ政府とユーゴ内戦~

1994年当時、ギリシャはセルビアの立場を支持しボスニア・ヘルツェゴヴィナにおけるスルプスカ共和国軍前進基地に対するNATO軍の空爆に一貫して反対した唯一の欧州連合加盟国であった。

94年のはじめ、ギリシャは欧州議会でNATOのボスニア空爆に反対票を投じた。
またイオニア海に位置するプレゼヴァNATO空軍基地使用を認めず、国際連合保護軍へのギリシャ軍参加を拒否した。

ギリシャ義勇親衛隊(一) ~ギリシャ政府とユーゴ内戦~


アムステルダム大学のC. ウィべス教授によればギリシャの諜報機関ギリシャ国家情報庁(EYP)は1990年代半ばボスニアにおけるNATOの作戦を組織的にボイコットするばかりか、スルプスカ共和国軍への支援を行っていたという。


ウィべス教授はオランダ政府のために作成した報告書「ボスニアにおける諜報活動及び戦争 1992-1995」でEYPがNATOの作戦計画に関わる機密情報(連合軍情報部がどのような情報をどの程度入手したか)をスルプスカ共和国指導部、特にラトコ・ムラディッチ将軍本人に繰り返し漏洩したと主張する。また、そのため95年夏NATO加盟諸国はギリシャ当局と作戦計画の共有を停止したとしている。



(二)に続く


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Posted by セルビやん at 15:23│Comments(0)セルビア側
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