2020年08月04日
コソヴォ紛争時セルビア警察夏季服装再現例
■セルビア警察コソヴォ派遣時(1998)夏季野戦装備(小銃手)キットリスト:
セルビア警察夏季制帽
ブルータイガー/ブルーオークリーフ迷彩戦闘服シャツ、ズボン
ブルータイガー迷彩Tシャツ
77年式戦闘靴
94年式ナイロン装備一式
M70自動小銃4連弾のう
LCT M70AB2電動ガン
CZ88/CZ99は任意のSIG拳銃で代用
■画像は2019年6月及び2020年3月、シーモンキー氏との装備合わせ。
ノンバリ、いたってシンプルなものです。
1998年の段階では一般の警察派遣部隊に標準のタクティカルベストやチェストリグなどの戦術個人装備は支給されず、JSO等の一部特殊部隊がイスラエル式アサルトハーネスを使用していたほかは専ら部隊購入の雑多なベストが混用されていました。
野戦天幕の生地などを素材とし品質は劣悪、3年前に終結したボスニア紛争の民兵装備か?とも見紛う有り様となっていた模様です。
中には敵コソヴォ分離独立派テロリストから鹵獲(押収)したアルバニア軍官給チェストリグを着用する例すらありました。
画像は当方の所有するJSO専用イスラエル式アサルトハーネスです。
紛争初期から姿を見せる古顔ですが、このハーネスは例外的にデザイン・品質ともに前線でも評価が高く、紛争末期まで継続使用されました。
■94年式装備に吊るポーチ配置は担任兵器や個癖でかなり差異があり、人民軍用のプラ製角型水筒を専用ポーチで吊るか(←これが酷くタイトで使いにくいのです・・・)金属製の丸型水筒をベルトのD環にフックで吊ってもよい。
革製のふるい軍用アモポーチを追加するのも悪くない応用例です。
■警察なので、軍の兵隊と違って一番下の階級の巡査クラスでも拳銃は必ず吊っているあたりが特徴でしょうか。
もちろん手錠も。
中身まで無理に集める必要はありませんが、ホルスターと手錠ポーチを省略するとサマにならずただの黒サバゲ装備になるので注意が必要です。私はあまり拳銃にこだわりがないのでいつもマルイのエアコキSIG P226かP228をアンコに入れてます。
弱点の安全装置がすぐ破損するので、毎年とっかえひっかえです。
■青系の警察用迷彩服はブルータイガー(リザード)とブルーオークリーフの2種がありますが、後者のほうがより「老害臭」が出るでしょうか。
ついでに階級章も「警察(ポリツィヤ)」に改組する前の古い民警階級章を使っていると更に雰囲気が出ますね。
■靴は地上軍や警察短靴、白バイ・・・ではないですがオートバイ用のナイフポケット付警察長靴、サイドジッパー付き警察長靴など様々ですが、実物のユーゴ製でないと目ざとい人にはアイレット数や裁断でバレますね。
まあ適当に黒いレザーの戦闘靴で誤魔化してもその場ではどうせわかりませんから、それも一つの手かとは思います。
装備を長いこと塩漬けにしておくとやる気もなくなってきます。
アイテムが全部揃わなくても、遊べるときに遊んでおきましょう。
■帽子はなければ無帽、寂しければ汗止めとしてスポーツ用のスウェットバンドなり鉢巻なり巻いておけば十分です。
ただし90年代のデザインに限ります。
検索しましょう。写真を探しましょう。答えはそこいらに無料で転がってます。
Posted by セルビやん at 11:57│Comments(0)
│内務省